大歩危峡を間近で観るなら「レストラン大歩危峡まんなか」から出ている遊覧船が便利だ。大歩危峡(徳島県)のなかでも最も美しいとされる約1.5kmを、約30分をかけて往復してくれる。

だ。
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 吉野川はエメラルドグリーンの河水をたたえ、川底からそそり立つ白褐色の岩肌とのコントラストがうつくしい。大歩危峡(徳島県)の岩は、通称青石と呼ばれる結晶片岩である。遊覧船は、川を下るにつれ、川面に色づく木々とともに、次から次へとやってくる奇岩怪石を幻想的に映りだしていく。山には野鳥の声がこだまし、岩の上に、時おり、水鳥がひなたぼっこをしているさまも見える。心が澄みわたる光景だ。徳島県天然記念物に指定されている三名含礫片岩も、遊覧船発着場付近の岩場と国道脇に見られる。

 大歩危峡(徳島県)は、春は新緑、秋は紅葉と、自然が持つ神秘的なうつくしさや奥深さを堪能できるスポットだ

大歩危の遊覧船

徳島県の西部に位置する「にし阿波観光圏」は崖が多いことや冬は雪に閉ざされることなどその厳しい自然環境から、日本の原風景ともいえる昔ながらの風景が多数残されている。また、平家伝説や妖怪伝説など、地域ならではのさまざまな伝承も味わい深い。

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徳島県の西部にはJR土讃線が走り吉野川に沿って大歩危・小歩危など景勝地もかすめていく

にし阿波観光圏は稲作に適した平地が少なく、山斜面を利用してそばの栽培が盛んに行われてきた。祖谷そばは祖谷地方の名物。

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善徳のかずら橋は、自然のつるでできた橋。その脇にある琵琶の滝とともに平家伝説が語り継がれている

井上晴雄 絵画作品集〜心を癒す日本の旅風景〜