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徳島県東祖谷に立つ築300年茅葺き民家篪庵トラストちいおりトラスト)」


篪庵(ちいおり)



にし阿波 観光圏」(西阿波 観光圏)とは、「魅力ある観光地づくり」をテーマに、国土交通省が整備を進めている徳島県の観光圏。剣山系の険しい山々と渓谷に囲まれた界隈には、地元に古来から語り継がれる平家伝説妖怪伝説が残り、祖谷では昔ながらの風習や伝承が多く残っている。特に、祖谷の善徳にある「祖谷かずら橋」は人気の観光スポットとなっている。自然のかずらで編まれた個性的な吊り橋で、国の重要有形民俗文化財に指定されている橋である。にし阿波観光圏にある特産物も独特で祖谷そばでこまわしもろみ豆腐ほか、地域の風土や風習に根差した郷土料理は味わい深い。うだつの町並みが残る脇町や山斜面に古民家が連なる落合集落など特徴ある町並みも必見である。




大歩危峡霊峰 石鎚山を発し、「四国三郎」とも呼ばれる四国最大の河川、吉野川。その流域につくりだす景観美しさはあまりに魅力的だ。延長194キ ロに及ぶ流れのなかでもハイライトといえば、吉野川中流に刻まれた大歩危峡徳島県 三好市)だろう。高知県徳島県の県境付近から四国山地を北へ縦断する部分につづく深いV字谷で 、2億年前の結晶片岩が浸食されてできたダイナミックな光景が展開する。大歩危徳島県 三好市)は、その約2km下流の小歩危徳島県 三好市)にかけて、古来より徳島県を代表する景勝地として知られており、にし阿波観光圏のなかでも注目を集めている。→「大歩危峡の風景」(にし阿波 観光圏[西阿波 観光圏])関連の記事はこちら

日本三大奇矯のひとつ祖谷かずら橋


 剣山系の豊かな山懐に抱かれた徳島県の秘境の地、祖谷平家の落人たちが隠れ住んだという伝説が残り、その長い歴史と手つかずの自然がつくりだした独特の景色は、旅人たちの心をとらえて止まない。にし阿波観光圏[西阿波 観光圏]の一角を成す祖谷地方徳島県)のなかでも、最も人気を集める観光スポットは、善徳にある「かずら橋」だろう。「かずら橋」は、徳島県の平野部を横断する吉野川の上流、祖谷川に架かる吊り橋である。


かずら橋、祖谷


 周囲を、1000m近い山々に囲まれた徳島県 祖谷地方は、白川郷(岐阜県)、椎葉村(宮崎県)と並び、「日本三大秘境」のひとつに数えられてきたエリアだ。太古の昔、恵伊羅御子小野老婆が集落をひらいたといわれる歴史深い地。「かずら橋」は、貫流する祖谷川の両岸を人々が行き来するために架けられた。明治時代には、祖谷川には、10数本ものかずら橋が架かっていたそうだ。しかし、現在では、祖谷善徳にかかるかずら橋一本を残すのみとなり、昭和30年(1955年)、国の重要有形民俗文化財に指定された。


「祖谷地方の風景」(にし阿波 観光圏[西阿波 観光圏])関連の記事はこちら


うだつの町並み残る脇町



脇町に残る、うだつの町並み

「JAPAN BLUE」として世界から称賛されてきた日本の伝統色「藍」。その深く豊かな色で染められた布は、風合いがよく、人々の心を落ち着かせる魅力にあふれている 徳島県吉野川流域は、江戸時代から明治時代にかけて、藍染めが盛んに行われた地域だ。現在では、藍の産業は随分衰退してしまったものの、藍商で栄えた当時の時代を偲ばせるまちなみが、徳島県には、多く残されている。その代表格は、吉野川中流域にある脇町であろう。「うだつの町並み」の名で親しまれる脇町徳島県)の「南町通り」には、重層な瓦屋を構えた商家が約400mにわたって軒を連ねている。

「脇町の風景(にし阿波 観光圏)関連の記事はこちら

徳島県の西部に位置する「にし阿波観光圏」は崖が多いことや冬は雪に閉ざされることなどその厳しい自然環境から、日本の原風景ともいえる昔ながらの風景が多数残されている。また、平家伝説や妖怪伝説など、地域ならではのさまざまな伝承も味わい深い。

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徳島県の西部にはJR土讃線が走り吉野川に沿って大歩危・小歩危など景勝地もかすめていく

にし阿波観光圏は稲作に適した平地が少なく、山斜面を利用してそばの栽培が盛んに行われてきた。祖谷そばは祖谷地方の名物。

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善徳のかずら橋は、自然のつるでできた橋。その脇にある琵琶の滝とともに平家伝説が語り継がれている

井上晴雄 絵画作品集〜心を癒す日本の旅風景〜