JR土讃本線(特急 南風).jpg
JR四国にはさまざまな路線がある、徳島県の西部に広がる「にし阿波観光圏」にゆかりのある路線といえば、JR土讃本線である。


JR土讃本線は、香川県のJR多度津駅から徳島県の西部を抜け、高知県のJR窪川駅までの全長198.7kmを結んでいる。現在では、特急南風や普通列車、臨時ではトロッコ列車も走っている。JR土讃本線の駅においては、徳島県のJR佃駅で、JR徳島駅へと向かうJR徳島本線と接続している。

JR土讃本線(多度津〜窪川)の区間には、駅の数は58ある。そのなかで、風光明媚な景色が広がる区間といえば、にし阿波観光圏のあるJR坪尻駅からJR大歩危駅間(いずれも徳島県)である。その徳島県における土讃本線の区間においては、JR土讃本線の列車は、緑豊かな猪の鼻峠を越えていき、清流 吉野川に沿って走る。豊かな自然と対峙できる爽快な区間だ。

JR土讃岐本線のその区間の列車に乗ると、車窓には、垂直にそそり立つ、大歩危峡や小歩危峡、そして、それらに挟まれて流れるエメラルドグリーンの吉野川の様子を見ることができるのだ。


ちなみに、JR土讃本線のはじまりは、明治時代にさかのぼる。JR土讃本線における香川県側については、いまはなき讃岐鉄道が明治時代に丸亀から琴平間を結んだのがはじまりとされる(後に、その讃岐鉄道は、国鉄に買収されて現在のJRになった)。一方、高知県側におけるJR土讃本線においては、大正時代に日下駅から須崎駅の区間が開業したのがJR土讃本線のはじまりとされる。以降、讃岐山脈をつきぬけるためのトンネル工事が行われて、徳島県を縦断する形で香川県へと線路がつながったのが昭和10年のこと(多度津から須崎駅間が開通)。それから15年後、昭和26年に、須崎から窪川間も開通し、現在の土讃本線のルートが完成した。

 JR土讃本線では普通列車や急行列車が走っていたが、昭和47年、高松から中村間に、特急南風が走るようになり、吉野川沿いに広がる大歩危峡や小歩危峡を、より快適かつスピーディーに楽しめるようになった。瀬戸大橋が開通すると同時に、現在の特急南風は、岡山から出発するようになる。現在では、全国各地から、観光客たちが土讃本線沿線の観光にも訪れるようになり、現在に至る。
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