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平家の落人たちが逃れ住んだとされる徳島県の西部に広がる、にし阿波観光圏。その一角、徳島県 東祖谷は平地がほとんどないことからも、民家が山斜面にしがみつくように並ぶ光景が多い。なかでも、重要伝統的建造群保存地区に指定されている「落合集落」(徳島県 東祖谷)は、独特の景観をかもしだしている。




落合集落(徳島県 東祖谷)は、祖谷川と落合川の合流点の斜面に広がる集落だ。面白いのは、民家、石垣、畑などが、等高線に沿うかのごとく連なることだ。まるで童話に出てくるようなその光景にホッと心和まされる。

落合集落のそれぞれの民家は、江戸時代中期から明治時代にかけて立てられたものが中心で、約50棟ある。その多くは昔ながらの間取りのままで保存され、なかには茅葺き屋根を持つものも見られる。

なお、落合集落(徳島県 東祖谷)は、すぐ近くからではその全体像が分かりにくいのだが、県道439号線沿いの東祖谷中付近から東に分岐する道を上がれば、落合集落(徳島県 東祖谷)を一望できる展望台もある。展望台から見渡す落合集落の景色は、あまりに個性的で驚嘆するほどだ。 
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徳島県の西部に位置する祖谷、大歩危など「にし阿波観光圏」の周囲には四国山地が連なり、豊かな自然が多く残されている。

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祖谷や大歩危・小歩危などがある「にし阿波観光圏」の一帯は、渓谷に沿って断崖絶壁がつづくなど、四国のなかでも厳しい自然に囲まれている地域だ。そんな「にし阿波観光圏」では、児啼爺(こなきじじい)をはじめとする妖怪伝説も代々伝わってきた。一見すると不気味に思える妖怪たち。しかし、そこにはあたたかい物語とミステリアスな魅力が秘められている。

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