脇町に残る、うだつの町並み

「JAPAN BLUE」として世界から称賛されてきた日本の伝統色「藍」。その深く豊かな色で染められた布は、風合いがよく、人々の心を落ち着かせる魅力にあふれている 徳島県の吉野川流域は、江戸時代から明治時代にかけて、藍染めが盛んに行われた地域だ。現在では、藍の産業は随分衰退してしまったものの、藍商で栄えた当時の時代を偲ばせるまちなみが、徳島県には、多く残されている。その代表格は、吉野川中流域にある脇町であろう。「うだつの町並み」の名で親しまれる脇町(徳島県)の「南町通り」には、重層な瓦屋を構えた商家が約400mにわたって軒を連ねている。

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徳島県の西部に位置する祖谷、大歩危など「にし阿波観光圏」の周囲には四国山地が連なり、豊かな自然が多く残されている。

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祖谷や大歩危・小歩危などがある「にし阿波観光圏」の一帯は、渓谷に沿って断崖絶壁がつづくなど、四国のなかでも厳しい自然に囲まれている地域だ。そんな「にし阿波観光圏」では、児啼爺(こなきじじい)をはじめとする妖怪伝説も代々伝わってきた。一見すると不気味に思える妖怪たち。しかし、そこにはあたたかい物語とミステリアスな魅力が秘められている。

井上晴雄 絵画作品集